AX のご紹介
教育現場における AI 転換(AX)とは何か、どのような順序で進めるのかをご案内します。
教育 AX とは
AX(AI Transformation)とは、AI ツールをひとつ追加することではなく、授業を準備し、運営し、記録する方法そのものを AI を前提に組み立て直すことです。Flipsson は、授業資料の作成から授業の進行、結果の収集、講師管理、成果報告までをひとつの体制の中で変えていきます。
教育現場で繰り返される課題
教育担当者
講師の手配、書類、精算まで、コースのたびに同じ作業を繰り返しています。安心して任せられる運営体制が必要です。
講師
授業そのものより、資料づくりや結果の整理に多くの時間を費やしています。授業中に生徒の反応をすぐに把握することも困難です。
機関運営者
講師が替わると授業の品質が変わり、何を教えたのかの記録も残らないため、成果を報告することが困難です。
運営会社 Nallijaku は 52 以上の機関で自ら授業を運営する中でこれらの課題に直面し、その解決策を製品として形にしました。
従来の運営と AX 適用後の比較
| 業務 | 従来の方法 | Flipsson 適用後 |
|---|---|---|
| 授業資料の作成 | 講師ごとにスライド・ワークシートを個別に作成 | お手持ちの授業資料(PDF・PPT・HWP 文書)をアップロードすると、AI が活動ブロック単位の授業に自動変換 |
| 授業の進行 | 画面共有と別のツール(クイズ・アンケート)を行き来しながら進行 | 講師画面と生徒画面をリアルタイムで同期し、クイズ・討論・実習をひとつの画面で進行 |
| 結果の収集 | ワークシートの回収、メッセンジャーでの提出、手作業での集計 | 生徒の解答と提出状況が講師画面にリアルタイムで蓄積され、自動で保管 |
| 講師管理・精算 | メール・電話で日程を調整し、Excel で精算 | 出講日程の募集・確定、時間の重複チェック、出講確定書と精算記録をひとつの画面で処理 |
| 成果報告 | コース終了後に資料を集めて報告書を作成 | 出講・精算の指標や課題提出率などの学習成果を実績レポートで確認 |
| アカウント管理 | 入退職やクラス編成のたびにアカウントを手作業で作成・回収 | SSO で機関のアカウントのままログイン、SCIM でアカウントの作成・回収を自動同期 |
教育 AX の推進段階
- 診断
実施中のコース、お手持ちの授業資料、講師・学習者の規模、事務業務の流れを確認します。
- 転換
代表的なコース 1〜2 つを Flipsson の授業に移行し、組織・講師のアカウントを構成します。
- 定着
1 つのコースまたは 1 学期を実際に運営しながら、講師研修と運営方法を整えます。
- 展開
検証済みの授業と運営方法を全コース・全講師へと広げ、成果をデータで管理します。
機関の種類別カスタム AX
同じ AX でも、機関ごとに解決すべき課題は異なります。Flipsson は機関の種類と運営方法に合わせて、適用範囲と導入形態を設計します。
| 機関の種類 | 現場の課題 | カスタム AX の適用 | 推奨する導入形態 |
|---|---|---|---|
| 小・中・高等学校 | 教員ごとの授業のばらつき、実技・課題評価の提出・記録・集計の負担 | 教科の授業案を参加型授業へ自動変換、評価の提出・記録を自動で蓄積、学校アカウントで SSO ログイン | Enterprise |
| 大学 | 大人数講義での参加度の低さ、チームプロジェクト・実習の管理 | ライブクイズ・討論で参加を促進、チーム編成・チーム実習、学務アカウントとの SSO・SCIM 連携 | Enterprise |
| 公共機関・自治体(進路体験支援センターなど) | 講師の手配・割り当て・書類・精算の事務、事業実績の報告 | 出講日程の募集・確定、出講確定書の発行、精算・実績レポートで事業報告の資料を確保 | Enterprise(出講型) |
| 教育企業・出講機関 | 講師ごとに異なる授業品質、増え続ける講師管理の負担 | ひとつの授業原本で全講師が同じ品質、講師プール・割り当て・精算を一元化、SCIM で講師アカウントを自動管理 | Enterprise(出講型) |
| 教材・コンテンツ機関 | 教材のデジタル化コスト、無断複製の懸念、販路の確保 | 教材の自動変換で一括移行、承認コード・改変禁止でライセンス管理、塾の利用料で収益化 | Enterprise(教材提供型) |
| 塾・教室 | 塾生管理と授業準備の負担、保護者面談の根拠不足 | 塾生アカウントの一括作成、講師の無制限招待、授業記録に基づく学習履歴、月額料金のカード自動決済 | Academy |
| 企業の社内研修 | 研修の参加・修了管理、既存の LMS | SSO・SCIM で社内アカウントと連携、修了条件の設定と修了証の自動発行、既存の LMS・社内システムに AI 機能を追加 | Enterprise + カスタム AX 開発 |
表は代表的な例です。実際の適用範囲は、要件診断の段階で機関とともに決定します。
Flipsson AX の 4 つの原則
安全性
学習者のそばにある AI は安全でなければなりません。権限は一か所で判定し、機関のデータは機関単位で分離して管理します。
個別最適
機関ごとに運営方法は異なります。出講型・教材提供型・塾型の構成のうち、機関に合った形態で導入します。
効率性
事務を減らし、授業を充実させます。日程・書類・精算・集計のような繰り返し作業は体制が引き受けます。
データ化
すべての授業を記録として残します。機関は実績レポートを、講師は授業履歴を資産として保有します。
Flipsson の AI 機能

Flipsson には、授業の設計と運営を支援する AI 機能が標準で搭載されています。AI の利用量は料金プランごとの提供量の範囲内でご利用いただき、不足した場合は追加でチャージしてご利用いただけます。
- AI アシスタント「Flippy」— 使い方の案内、クラスの照会、簡単な授業編集を対話で処理
- Flipsson AI — シラバスの作成、クイズの生成、クラスの作成、チューターチャットボット
- 教材の自動変換 — PDF・Office 文書・HWP 文書・画像の教材を、コマ・モジュール・ブロック構成の授業に変換
- 外部 AI エージェントとの連携(MCP)— 権限と上限は Web エディターと同様に適用
カスタム AX 開発
問題バンク、LMS、社内教育プラットフォームなど、すでにご利用中のシステムがある場合は、システムを入れ替えることなく AI 機能を追加する形での導入も可能です。
カスタム AX の提供範囲
| 機関専用 AI チューター | 機関が提供した教材・資料のみを根拠に回答するチューターチャットボットを、機関の授業に組み込みます。 |
|---|---|
| 既存システムとの連携 | LMS・問題バンク・学務・人事システムと SSO・SCIM・API で連携し、既存のシステムを変えずに AI 機能を加えます。 |
| コンテンツの一括変換・生成 | 保有教材や問題バンクを AI で変換、または類似問題を生成し、担当者の検収を経て反映します。 |
| 機関向けカスタムレポート | 機関の報告様式に合わせて、出講・精算の実績と学習成果のレポートを構成します。 |
カスタム開発の進め方
- 既存 DB・資料の分析
- AI による生成・変換
- 担当者による検収
- 既存システムへの反映
カスタム開発は、範囲とスケジュールに応じて個別協議のうえ進めます。
機関に合った AX の適用範囲についてはお問い合わせください。要件診断からともに進めます。
カスタム AX 開発のお問い合わせ- 担当
- Flipsson 機関導入サポート担当
- 連絡先
- 010-5029-6452
- 最終更新日
- 2026年9月26日